妊活・不妊治療の費用はどの位?保険適用や助成金はあるの?

妊活の内容で費用がかわる

費用
妊活を始めるにあたり、気になるのはその費用です。

妊活といっても始めたばかりの妊活にかかる費用にはサプリメント、漢方、ヨガ、食事など妊娠しやすい体質づくりなどがあり、そのための費用は比較的安価です。
サプリに毎月支出する額は、約7割が3千円未満であるというデータが消費者委員会から出ています。

他に毎月支出する費用の目安としては、漢方は約1~3万円、ヨガの場合は入会金を除く毎月の月謝は1~2万円くらいとなっています。
妊活を始めてもなかなか赤ちゃんが授からない場合は不妊治療を視野に入れることになりますが、不妊治療といっても年齢の変化や不妊治療の内容によって費用もかわってきます。

おおよその費用としては2~10万円が32%と一番多いです。

35歳以降

35歳を過ぎると妊娠の確率も下がってきます。
そのため自然妊娠の費用以外に、不妊治療を始めるため高額な医療費がかかるのです。

慶応義塾大学医学部名誉教授 吉村泰典先生は「率直に申し上げると、35歳から本格的に妊娠のことを考えるのは、私は少々遅いと考えています。

なぜなら、妊娠の“しやすさ”を見ると、35歳から下降傾向にあるからです。」とお話されています。
病院によってはその年齢を35歳を目安にしているところがあります。

そのため、35歳を過ぎると人工授精や体外受精も取り入れるので、妊活にかかる費用が増えるのです。

助成金制度を利用によって負担額が変わる

妊活を始めるにあたり、心配なのはその費用です。
妊娠できる時期は明確でないのでいつまで続けたら良いかの見通しが付かない分、高額な医療費を払い続けるのは経済的負担がかかります。

そのためにあるのが助成金制度です。
助成金は都道府県に申請して国の助成金制度を利用するものです。

その他市区町村によっては、国の助成金制度とは別に不妊治療の助成金制度を設けているところもあります。
助成の対象なのかどうかや助成金額は各市町村で異なりますので、不妊治療を考えている人はお住まいの市区町村に問い合わせしてみましょう。

健康保険適用

医師
不妊治療の医療費の保険適応がされるかどうかは各医療機関によって異なります。
医師により治療が必要だと判断されると保険対象となりますが、心配な人は一度医療機関に問い合わせてみたり、ホームページを確認してみましょう。

タイミング法

不妊治療をはじめるにあたり、最初に取り入れることが多い治療法がタイミング法です。
タイミング法とはその名のとおり、基礎体温や生理周期、卵子の大きさから排卵日を推測してタイミングをはかって自然妊娠を目指す方法です。

タイミング法では主に超音波検査、問診、排卵チェックなどが行われます。
健康保険の適応になるかどうかは検査項目によって適応の有無が分かれてきます。

問診や超音波検査、排卵チェックなどは適用されますが、検査の回数や薬の内容によって費用は変わってくるので、個人差があったりその回ごとに違ってきます。

子宮卵管造影検査

子宮卵管造影検査とは、子宮の卵管に造影剤を注入して卵管に詰まりや癒着、ポリープなどの異常が無いかをレントゲンで診る検査です。

不妊治療を始めるにあたって子宮内部の状態を知っておく必要がありますから、不妊治療を始めた場合には、比較的早い段階で行われる事が多い検査項目となっています。
健康保険は適用されますが、病院によって費用は異なります。

助成金の対象にもなっているので、助成金の申請を考えている人はかかりつけの医療機関や市町村に相談しましょう。

人工受精でも保険適用がある

人工授精とは、タイミング法でも妊娠しない場合や夫婦の年齢などによって行われる治療方法です。
男性側に問題があり、精子の運動率や数が少ない場合などにも取り入れられます。

人工授精は精液を人工的に子宮内に入れて受精の確率を上げるための方法で、まず男性の精液を医療機関が洗浄し、精子の濃度調節を行います。

そしてその精子を細いチューブで子宮内に注入するという方法です。

この方法によって、精子の数や運動率が悪い場合でも精子を子宮まで届けることができるのです。
人工授精自体は通常、保険適用になりません。

ですが、保険適用になる項目もあります。
診察、検査、注射、薬は保険が適用されます。

ただし検査の内容によっては保険適用外もあるので、全ての検査で保険が適用されるということにはならないのです。

保険適用外

健康保険は病気とみなされない場合は保険適用外となります。
保険適用外の場合は自由診療扱いとなり、医療機関によっても金額は変わってきます。

人工受精

人工授精自体を行う場合は保険の対象外です。
1周期あたりの費用は1~5万円くらいとなっています。

これに加えて排卵誘発剤の使用回数によっても異なってきます。

体外受精

体外受精とは、タイミング法や人工授精でも妊娠が難しい場合に取り入れられる方法です。

まず子宮から採卵した卵子と男性から採取した精子を人工的に体外で受精させます。

その受精卵は培養され、その後子宮内に戻すという治療方法です。

この治療方法は自力で受精することが難しい場合などに適用されますが、1周期あたり20~80万と高額になります。
また、受精や着床の確率を上げるための薬の使用頻度や種類によっても変わってきます。

アンチミューラー管ホルモン検査

アンチミューラー管ホルモン(または抗ミュラー管ホルモン)検査とは、簡単に説明すると卵巣年齢検査のことです。
このホルモンは卵胞の発育過程に分泌されるホルモンで、女性が生まれながらに卵巣に持っている原始卵胞が排卵できる卵胞へと成長する過程で分泌されます。

このホルモンの数値の高さで卵巣内の卵胞の数の多さが分かるのです。
この検査は血液検査で測定されます。

年齢と数値を重ね合わせて多いか少ないかで今後の不妊治療の内容も変わってきます。

それに加えて卵子の質や男性側の要因なども加わってきますので、数値が高いから良いというわけでも無いのです。
アンチミューラー管ホルモン検査も保険適用外のため、5000~1万円の検査費用のほか、診察代が同時にかかってきます。